水曜日のレディースデーにあわせて映画を観に行った。
観たのはジブリ最新作「風立ちぬ」。
チラチラと入ってくる評判は賛否両論。
タバコ問題でニュースにもなってる・・・。
内容的に大人向けな感じだったから
「ジブリ=子供向け」と思っている人が観たら
そういう反応もあるかもね。
そこは仕方ないよね。
私個人としてはとても好きな作品になりました。
物づくりが好きな人とか、何かに夢中で没頭してしまう
タイプの人ならすごく共感するのではないかな。
サバの骨の曲線を美しいと言っちゃう気持ちはよくわかる。
ハチの巣のように。
恋愛部分も美しいし、まっすぐな気持ちが切なかった。
泣きはしなかったけれど、小説を読んだ後のような感じ。
心のなかにずっしりと、自分なりに考える課題をもらったような
充実した感じです。
観終わってからはそれぞれの場面を思い出しながら
少しずつ噛み砕いて自分で消化しつつ楽しむのだなぁ・・・。
全て断片的にしか描かれていないので、一瞬一瞬をつなぐ部分は
自分の中で処理するというか、想像するというか。
うまく言えませんが
1から10まで全て説明されて映像で見せなければ
理解できないような方が観たら、クレームでしょう。
・・・で?だから何?とかいいそう。
飛行機の設計士で、理想の飛行機を作るという夢を追う部分でも
憧れの設計士との話は、全て夢の中のことだし。
突然、現実と空想の世界が入り混じるので
ついていけない人もいるかも。(個人的には好き)
ジブリ作品は子供が目にするものだから性描写は不要だとか
タバコの描写が多すぎるとか、「ジブリは子供のものなんだから」という
気持ちが強い方にもおすすめできません。
戦争とはもっと生臭くてひどいもの。
もっと直接的にガツンと反戦を全面に出したものを
期待していた人にとっても生ぬるくてダメでしょう。
この作品は賛否両論あって、当たり前。
そうなるように作られてます。
子供が観たらよく解らなかったと言うかもしれない。
大人でも解らない部分もあるかも。
年齢やそれぞれの体験などから、感じるものは違うと思う。
けれど、大人になって改めて読むと理解できたり
違う感想を持つような奥深い作品だと思います。
その変化を楽しむの。
冒険活劇ではなくても、私はドキドキワクワクしたし
胸がキューッとしたし、戦争なんかばからしい事だと思った。
キャラクターはみんな魅力的だったし、今の日本人が
忘れてしまったような美しい描写もたくさんあった。
声優さんの起用問題についても、最初はちょっと気になったけれど
すぐ作品に引き込まれてしまいました。
タバコの場面も時代背景もあるし、そんな気になりませんでした。
効果音は人の口で作ってるとテレビで見ていたので
もう音によっては「笑わそうとしてない?」って感じ。
オットは非常に満足したそうです。
観にいってよかったです。
観た後に、賛否両論なネットのレビューを見て
たぶん監督の期待通りの反応なんだろうなぁ・・・と思いました。
どの感想も、間違っているものなんてひとつも無いの。
それぞれの心が作品と出会って考えた結果だから。
面白いねぇ。
・・・。タバコといえば。
私が見たのは8時過ぎのレイトショーだったのですが
映画が始まる前のビデオカメラの人がうにょうにょ踊ったりしている時間に
4列ほど前の席から、不思議な煙がゆらゆら・・・。
タバコの煙が上がっていました。
会場が暗くなったのを見計らって、座席に隠れて
タバコを吸っている若いママさん。
一服終わって、満足そうにニュッと頭を出しました。
隣には3歳ほどの女の子。
隣には若いパパもいて、ファミリーのようです。
前日にテレビで風立ちぬの喫煙シーンのニュースを見たときは
「時代背景もあるし、何もそこまで・・・」と思っていました。
でも、こういうのを見てしまうと
マナーのしっかりした愛煙家のみなさんには申し訳ないけれど
愛煙家=悪いイメージになってしまいます。
映画の中では場面ごとにいろいろなメッセージを発信している
小道具のひとつだし、紳士の嗜み的なイメージなのにね。
タバコが今のように迫害されるようになったのは
吸っている一部の人間のマナーがひどく悪いことに
あるんじゃないかな。
初めてこんな場面に遭遇してしまった私としては
映画の喫煙シーンは教育上良くないとか
そんな話がブッ飛ぶ出来事でした。
私、こういうの注意できない小心者・・・。
ごめんね。
タバコの煙の隣で楽しそうにきょろきょろしていた
女の子には心から同情します。

映画の中よりもっと近くに問題のタバコはあるよ


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